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2005 サイコアスロン2005 in青森

開催日

2005年8月13日~14日

会場

青森県東北町 陸上競技場

大会結果

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メディア掲載

毎日新聞社 2005年8月31日

『陸上:アイコサスロン 全員、超鉄人になった--青森でアジア初、二十種競技』
『◇「記録より意志」全種目完遂』

2日間で陸上の走、跳、投の計20種目に挑戦するアイコサスロン(二十種競技)の大会が13、14日、青森・東北町で開かれた。男子15人、女子(十四種競技)2人の参加選手が満身創痍(そうい)になりながら、全員がすべての種目をやり遂げ、アジアで初の試みを成功させた。

大会には17歳の高校生から31歳まで、現役の陸上選手らが挑んだ。2日間とも午前7時半ごろに開始し、午後7時ごろ終了の長丁場。種目の順序は欧州などの大会にならったが、長距離の後にハードルや跳躍もあり、ハンマー投げなど全員が未経験の種目も。参加者のほとんどは途中で脚がつったり、軽いケガをしたが、待機した11人のトレーナーのケアで乗り切った。最終種目の一万メートルでは、1時間6分余りかかって最後尾となった選手を、走り終えた選手やスタッフが総出で伴走してフィニッシュ。全員完了の喜びを分かち合った。

総合優勝したのは、十種競技が専門の同志社大4年、本田裕さん(22)。種目別のトップは四百メートル障害だけだったが、全種目に安定した力を発揮。十種競技で昨年の学生日本一となった柿崎繁信さん(25)を中長距離種目で上回り、最後の一万メートルで逆転した。「十種では絶対に勝てない人に勝ててうれしい。日ごろ使わない筋肉も使い、今まで体験したことがないくらいしんどかった」。右肩のケガもあったが、棒高跳びややり投げを利き側と逆の手足でこなして乗り切った。

この大会の名称は「サイコアスロン2005」。ある選手が大会のホームページ上で、種目名のアイコサスロンを間違って書いたところ、精神や心理を表す英語の「サイコ」の意味も兼ねていると好評で、大会名にもなった。実際の競技は、まさに心との闘いだったという。大会の発起人、宮本裕大さん(25)は「記録の良しあしよりも、次の種目に向かう意志が問われた。全員が2日間一緒に戦い、今まで陸上では味わったことのない強い仲間意識も生まれた」と、独特の感動を語る。

宮本さんは来年も開催を目指すとともに、大会を陸上の普及や強化にもつなげたいと考える。「公認の大会にできるくらい運営面を充実させたい」。成功を糧に、希望をふくらませる。【石井朗生】

◇二十種競技で優勝した本田さんの記録の内訳◇

【1日目】
百メートル       11秒79
走り幅跳び     6メートル20
二百メートル障害    26秒50
砲丸投げ      8メートル63
五千メートル   19分23秒55
八百メートル    2分12秒29
走り高跳び     1メートル65
四百メートル      54秒83
ハンマー投げ   14メートル61
三千メートル障害 12分14秒22

【2日目】
百十メートル障害    17秒50
円盤投げ     23メートル30
二百メートル      23秒84
棒高跳び      1メートル80
三千メートル   11分 9秒87
四百メートル障害    58秒18
やり投げ     27メートル42
千五百メートル   5分 3秒62
三段跳び     13メートル12
一万メートル   45分25秒78

毎日新聞社 2005年8月12日

『陸上:アイコサスロン 超鉄人への挑戦 アジア初「二十種競技」、あすから--青森』

陸上の走、跳、投の20種目を2日間で行う「アイコサスロン(二十種競技)」の大会が、13日から青森県東北町で開かれる。五輪や世界選手権で「鉄人」を決める種目として行われる十種競技の2倍の種目に挑む過酷な競技。外国では定期的に開かれる大会があるが、アジアでは例がない。女性1人を含む17人が、未知の世界に挑戦する。
二十種競技は、走種目が百メートルから一万メートルまで12種目、跳躍種目、投てき種目は各4種目からなる。世界的に統一された種目の順序や採点方法があり、02年にフィンランドで行われた大会で米国人男性が出した「世界最高記録」は、百メートル11秒42、棒高跳び4メートル93、やり投げ58メートル31、最終種目の一万メートルが42分37秒71など、全体にレベルの高い記録が並ぶ。女子は14種目で行われる。
青森での大会は、走り高跳びが専門の宮本裕大さん(25)、昨年の日本学生対校選手権の十種競技で優勝した柿崎繁信さん(25)らが、十種競技の大会のない青森で、手作りの大会を開こうと企画するうち、「どうせやるなら他のところで行われたことのないものを」と話が広がり、二十種競技が思い浮かんだのがきっかけ。
ホームページを開設して参加者を呼びかけたところ、全国から19~29歳の17人が集まることに。やったことのない種目がある人がほとんどで、記録よりもまず、全種目を完了することが大きな目標になっている。大会の運営費も、Tシャツ販売の収益や、珍しい試みに賛同した地元の約40の商店や団体などの支援を得て集めた。【石井朗生】

◇二十種競技の種目と順序
【1日目】百メートル▽走り幅跳び▽二百メートル障害▽砲丸投げ▽五千メートル▽八百メートル▽走り高跳び▽四百メートル▽ハンマー投げ▽三千メートル障害
【2日目】百十メートル障害▽円盤投げ▽二百メートル▽棒高跳び▽三千メートル▽四百メートル障害▽やり投げ▽千五百メートル▽三段跳び▽一万メートル

陸奥新報社 2005年7月17日

『 国内初、サイコアスロンが8月に東北町で
陸上男子20種競技、女子14競技 肉体と精神の限界に挑戦』

サイコアスロン大会の開催に張り切る主催代表の宮本さん(旧木造町出身)

国内初となる陸上男子20種競技(女子14競技)の大会「サイコアスロン2005・イン・アオモリ」が8月13、14の両日、東北町の北総合運動公園陸上競技場で開催される。陸連非公式ながら、歴戦のアスリートが走・跳・投を通じ肉体と精神の限界に挑む大会で、主催団体代表の宮本裕大さん(24)=木造高出、千葉県在住=は、大会への参加と多くの観戦を呼び掛けている。

開催のいきさつは、宮本さん運営のホームページのチャットで、宮本さんらが「県陸上界を盛り上げるため十種競技でもやろうか」などと話していた中で、柿崎繁信さん(25)=青東高出、愛知県在住=が「どうせなら二十種にしませんか」と提案したこと。
陸上関係者によると、二十種競技は日本はもちろんアジアでも開催された記録がないという非常に珍しい競技で、アピール力は十分。ほどなく宮本さんを代表として、大会実現のため「チーム・サイコアスロン」が結成された。
二十種競技は「アイコサスロン」と呼称されるが、チャット中に青山幸司さん(25)=青森大出、青森市=がたまたま「サイコアスロン」と間違えてタイピングしたのが「極限においてサイコ(精神)を競う趣旨に合う」「“最高”に通じる」とかえって好評で、大会名に採用した。
現時点で二〇〇四年インカレ十種競技優勝者の柿崎さん、〇二年インカレ走り幅跳び二位の青山さん、一九九七年インターハイ八百メートル七位の奈良岡慎哉さん(25)=青南高出、青森市=ら全国の精鋭十数人がエントリー。また同時に女子十四種競技も行う予定。
九八年国体走り幅跳び六位の宮本さんも出場を予定しており、準備に奔走する傍ら練習を積んでいる。宮本さんは「すべての戦いを終えた時に、子供たちに感動を与えられるように頑張りたい。東北町での開催だが、津軽の皆さんにもぜひ足を運んでほしい」と張り切っている。
男女とも現在エントリーを受け付け中。また、大会資金に充てるチャリティーTシャツも販売する。問い合わせはEメール(work21s@yahoo.co.jp)で宮本さんへ。競技種目は次の通り。

▽男子二十種=百メートル、走り幅跳び、二百メートル障害、砲丸投げ、五千メートル、八百メートル、走り高跳び、四百メートル、ハンマー投げ、三千メートル障害、百十メートル障害、円盤投げ、二百メートル、棒高跳び、三千メートル、四百メートル障害、やり投げ、千五百メートル、三段跳び、一万メートル

▽女子十四種=百メートル障害、走り高跳び、千五百メートル、四百メートル障害、砲丸投げ、二百メートル、百メートル、走り幅跳び、四百メートル、やり投げ、八百メートル、二百メートル障害、円盤投げ、三千メートル

東奥日報社『社説』 2005年7月15日

『ウルトラ混成陸上/選手に追い風を送ろう』

最も過酷な陸上競技といえるウルトラ混成競技、サイコアスロンが八月中旬に東北町で開かれる。非公認だが、国内で初めての競技会で、それを企画・運営するのは本県出身の若きアスリートたちだ。彼らに追い風を送ろう。

混成競技は「走」「跳」「投」のすべてをトータルにこなす“真の王者”という意味で、欧米では十種、七種競技の優勝者は「キング(クイーン)・オブ・アスリート」と称される。
ウルトラ混成競技は、その倍の男子二十種目、女子十四種目で、人間の限界に挑む。十種、七種はトラック種目で「失格」「途中棄権」しても競技は続行できるが、ウルトラ混成競技は次の種目に進めないという厳しいルールがある。
あまりなじみはないが、歴史は意外と古い。世界陸上競技統計者協会員の野口純正さんによると、フィンランドが“本場”で、今年は四-九月にオーストラリアと欧州三カ国でワールドカップ・シリーズが四回行われ、十月には米国バージニア州で第二十四回世界選手権が開催される。米国やエストニア、ロシアの選手が歴代リストの上位に名を連ねている。

何とも楽しみだが、この競技会を企画したのは宮本裕大さん(つがる市出身)ら二十代の若者たちだ。インターネットのホームページ上で参加を呼びかけたところ、瞬く間に仲間たちの間で支援の輪が広がった。
大会名のサイコアスロンは、彼らの造語で、肉体的にも精神的にも最高のプレーをしたいという意味が込められている。本県の陸上界で育った若者が自発的に、新しい活動に挑戦することは頼もしく、心強い。

競技は二日間にわたる。一日目はまず男子が百メートル、砲丸投げ、五千メートル、走り高跳びなど十種目、女子は二百メートルなど六種目。二日目は十種目と八種目で、記録をかけて戦う。

宮本さんはじめ仲間たちは、大会成功という目標に向かって燃えているが、資金的には苦しい。スポンサーの後ろ盾があるわけではない。そんな中で、大会記念Tシャツの売り上げの一部を世界の貧しい子どもたちを救う団体「ワールド・ビジョン・ジャパン」に寄付するというから何ともうれしい。
手づくりの運営だけに県民のバックアップが鍵になる。応援の意思を表すためにも、Tシャツなどの記念グッズを購入し、大会気分を盛り上げたい。
成功すれば、ウルトラ混成競技の国内発祥の地となる。ワールドカップ・シリーズの誘致も夢ではない。
開催地の東北町は、駅伝の町を掲げ、わかさぎマラソンを開くなどスポーツを町おこしの中心に位置づけている。公認陸上競技場や立派なトレーニング施設、合宿所もある。競技会の成功に向け、町全体で支援してほしい。

今回の競技会は、きっとアスリートたちの輝きを伝えてくれるはずだ。子どもたちが感動に触れることで、底辺の拡大にもつながるに違いない。
彼らの熱意と実行力そして仲間の和が、国内初のウルトラ混成競技会を成功させるよう力いっぱい応援したい。

東奥日報社 2005年7月5日

『来月、東北町で開催 国内初 本県出身選手ら企画』

陸上男子20種競技と女子14種競技の競技会「サイコアスロン青森2005」が8月13、14日の2日間、東北町総合運動公園陸上競技場で開かれる。20種競技には県内外から約20人が参加予定で、肉体と記録の限界に挑む。非公認の大会だが、国内で両競技の大会が行われるのは初めて。競技会を企画した宮本裕大さん(24)=木造高出身、千葉県在住=ら本県出身の陸上選手たちは「トップアスリートの競技を見て、多くの子どもたちが陸上に興味を持ってくれたら」と期待、多数の来場を呼び掛けている。

競技会を企画したのは、本県出身の陸上選手がつくる「チーム・サイコアスロン」。宮本さんが運営するホームページ(HP)上で、昨年の日本学生陸上男子10種競技を制した柿崎繁信さん(25)=青東高出身、愛知県在住=ら本県選手たちが、県内の陸上大会で10種競技が行われていないことから「自分たちで10種の大会を開こうか」と盛り上がったのがきっかけ。「どうせなら国内初の20種の大会に」とさらに話が盛り上がり、今春から宮本さんを中心に競技会の開催準備を進めてきた。関係者によると、同競技はアジアでも実施された記録がないという。
20種競技にエントリーしているのは、本県関係では宮本さん、柿崎さん、02年日本学生陸上男子走り幅跳び2位の青山幸司さん(25)=青森市=ら。県外からも主要大会で入賞経験がある選手が参加し、ハイレベルな戦いとなりそうだ。女子14種は出場者が少なく、現在も募集中。宮本さんは「選手たちが全種目をやり遂げた時、その場に立ち会った人たちにどのような感動が生まれるか、本当に楽しみ」と話している。宮本さんのHPはhttp://idol.from.co.jp/2m2m2m/

20種競技
「アイコサスロン」とも呼ばれ、1日目に①100m②走幅跳③200m障害④砲丸投⑤5000m⑥800m⑦走高跳⑧400m⑨ハンマー投げ⑩3000m障害、2日目に⑪110m障害⑫円盤投⑬200m⑭棒高跳⑮3000m⑯400m障害⑰やり投⑱1500m⑲三段跳⑳10000mを順に行い、記録を点数に換算して合計点を競う。男子の世界記録は14185点。

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